JDS アーキテクツはコペンハーゲンに本拠を置く世界的に知られた若手建築事務所。オフィスを率いるジュリアン・ド・スメットは、1975年にベルギーのブリュッセル生まれ。ブリュッセルのサン・リュカ大学やラ・カンプル・フランス共同体建築高等学院で建築を学ぶ。またパリのベルビル建築学校やロンドン大学バートレット校にも学ぶ。オランダのOMAに勤務していたことがあり、その時の同僚であるビヤルケ・インゲルスと組んで独立し、2001年建築事務所PLOTをコペンハーゲンに設立。
このPLOT事務所時代に、両者は数々の優秀建築作品を発表。特に集合住宅が多く、1.「VM ハウス」、2.「マウンテン・ドゥエリングス」など、数々の話題作を生み出した。”アンファン・テリブル”(恐るべき子供たち)の異名をとったそのヤング・パワーは、2000年代初頭のデンマーク建築界やヨーロッパ中に旋風を巻き起こした。両者は5年間の協働後2006年に別れ、スメットはJDSアーキテクツを設立。その後3.「オスロ・スキー・ジャンプ台」や4.「アイスバーグ集合住宅」などのセンセーショナルな作品を生み続け、また5.「ユーラリール青年センター」や6.「杭州タワー」などが進行中である。
»JDS アーキテクツのウェブサイト

文:淵上 正幸(建築ジャーナリスト)

  • 1.VM ハウス

  • 2.マウンテン・ドゥエリングス

  • 3.オスロ・スキー・ジャンプ台

  • 4.アイスバーグ集合住宅

  • 5.ユーラリール青年センター

  • 6.杭州タワー

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